可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「もう傷付けさせたりしないからね」

 そう囁く声がいやに色っぽく、ルシアはうろたえる。

(あれはペンダントに言ったの! ペンダント! ペンダント!!)

 正式にプロポーズを受けてから、カイルは愛情表現を隠さない。

 少年のような、明るく闊達としたなかに、ときおり混ざる大人の色気がいろいろと、そう、いろいろとルシアの心をかき乱すのだ。

 熱くなった頬を押さえるルシアを見て、ウルカヌスがニヤニヤと笑った。

 そこへ、ニィが手紙を持ってやってきた。
< 441 / 458 >

この作品をシェア

pagetop