可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「どうしたの? ルシア」
甘い声で尋ねられ、ルシアはハッとしてブンブンと頭を振った。
「な、なんでも、ないわ。無事に治って良かったね」
ギクシャクと答えると、カイルは満面の笑みを向ける。
「うん!」
そう言ってさも当然のように、ペンダントにキスをした。
なぜだかルシアは自分がキスされたかのように思えて、耳までカッと赤くなる。