可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ついたところは、廃坑道のひとつだった。
壁にはロウソクを置くための小さな横穴が掘られている。
ルシアはそこへ、魔導具のランプを置いた。魔晶石に光りを貯(た)めて使う物だ。
ボストンバッグから敷物を出して敷き、小さな保冷箱から食べ物とレモン水を出す。
干し肉の欠片をトカゲにやり、礼を言うとトカゲはスルスルと岩陰に消えていった。
グラスをふたつ出し、レモン水を入れる。
ニィへ手渡し、カチンと打ち鳴らす。
「自由に乾杯!!」
「かんぱーい!!」
<乾杯!>
三人は唱和し、ゴクゴクとレモン水を飲んだ。