可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「どうせなら、シグラ王国に行ってみるのもいいかもしれないわね」
<そうだな。シグラ王国は魔導具がそれほど発達してないとカイルも言っていたし、お主の技術を持ってすれば仕事には困らないだろう>
ウルカヌスが太鼓判を押す。
「オイラ、よその国、初めて!」
「私もよ」
ニィが瞳をキラキラと輝かした。ニィは屋敷に居着く妖精だ。基本、屋敷から出ることはない。こうやってルシアについてきたのは、屋敷よりルシアが好きだったからだ。
「どうやって行くの?」
ニィが尋ねる。