可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

(あっ! ウルちゃんに話しかけるとこ、カイルに見られちゃった。カイル、変に思わないかな?)

 ルシアは思う。

 魔導具に話しかけるルシアのことを、継母やレモラたちは気味悪がっていたからだ。

 ルシアは覗き見るようにカイルを見ると、彼はニコニコと笑っている。

 ルシアに見られていることに気がつくと、カイルは不思議そうに小首をかしげた。

「どうしたの? ルシア」

「……え、と。あの、ペンダントに話しかけるなんて、おかしいと思わなかった?」

「なんで? 僕の眼鏡を直すときも、ルシアは話しかけてたじゃない。『痛かったね』って『頑張ってね』って」

 カイルに言われて、ルシアは顔が真っ赤になった。

 いつもの習慣で、無意識でカイルの前でもやっていたらしい。
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