可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「僕、すごく感動したんだ。魔導具にも優しいんだって。あれから僕も真似してる」

 そういうと、カイルも自分の首に提げていたペンダントを取り出して、軽くキスをした。

 そして、ルシアを見て微笑む。

 ルシアはなぜかお腹の底がポカポカしてくるようだ。

 いつもの、自然な自分をカイルが認めてくれたことが嬉しかったのだ。

「……ありがと」

 ルシアは小さく呟く。

「僕こそ、大切なことを教えてくれて感謝してるんだ」

 カイルとルシアは見つめ合った。

(なんとなく暗闇が温かく感じるのは気のせいかしら?)

 熱くなった頬に、カイルの指先が触れた。

 カイルの指先も温かい。
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