可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
<どうやら、この山のカーバンクルの主、ドワーフの姫が人間に魔導具で閉じ込められているらしい。毎月、決まった数の魔晶石を掘り出せば解放してくれるといわれているが、その数が多すぎるのだと>
「カーバンクルがいるのに、魔晶石が掘りつくされているのは、そのせいなのね」
ルシアは説明を聞き納得した。
<旅人の魔導具師に解除させようとしたが上手くいかず、人間を恨んでいる。どうやら、新しい魔導具らしい>
「そうなの……。人間を恨んでもしかたがないわね。もし良かったら、お姫様の閉じ込められているところへ連れていってくれないかしら? なんとかできないか見てみたいの」
ルシアの提案をウルカヌスがカーバンクルに伝える。
「キキキ!? キューキキキキュキ!!」
<よろしく頼む、とのことだ>
「ええ、力になれないかもしれないけれど、よろしくね」
ルシアが笑うと、カーバンクルは叫んだ。