可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「ギュキキキキー!!」

 すると気を失っていたカーバンクルたちが目を覚ました。

「キュキキュキュ……」

 ウルカヌスと話していたカーバンクルが、目覚めたカーバンクルたちになにか語りかける。

 すると、カーバンクルたちは瞳を輝かせ、ルシアを見た。

「え? なに?」

 戸惑うルシアに、全員が頭を下げる。

「もしかして、お礼を言ってるのかしら? えっと、気にしないで……っていうか、傷付けちゃってごめんなさいっていうか……」

 ルシアがまごまごしていると、彼女の足元にカーバンクルたちがワラワラと集まった。

 そして、ルシアと魔導具の入ったボストンバッグを神輿のように担ぎあげ移動しはじめる。
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