可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ドワーフの姫はルシアに歩み寄った。
「あなたは命の恩人だ。あなたが謝ることはない。私たちには、これを設置した人間があなたとは違う種族だとわかっている」
ドワーフの姫が言うと、カーバンクルたちも「キキ」と頷く。
そして、ドワーフの姫は深々と頭を下げた。
「ありがとう。ルシア」
続いてカーバンクルとドワーフたちも頭を下げる。
「キキキキキュ」
「ありがとうございます」
ルシアは目尻にたまった涙を、手の甲でキュッと拭いた。
「こちらこそ、許してくれてありがとうございます!」
ルシアは元気よく頭を下げた。
「ところで、これからどうするつもり?」
カイルが尋ねる。
「シグラ王国で暮らしたいと思っているの。そのためには、一度坑道から出て、ジューレ領にあるシグラ王国への関所へ行かなくちゃ」
ルシアは考える。