先輩!
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実家に帰省した。
そろそろ帰ろうと、2階の部屋で荷造りをして1階に降りると、リビングから母に呼ばれた。
「芽衣、ちょっと話せる?」
「うん」
こたつに入ってお正月のお笑い番組を見ていた母が立ち上がり、準備していた大きな紙袋を2つ持たせてくれた。
「これ久保さんに。いつもご迷惑をおかけしてすみませんって、よろしく伝えておいてね」
ずっしりと重い袋の中身は、地元の銘菓や普段お目にかかれないような桐の箱に入った高級牛肉。もう一つの袋には洗濯洗剤などの日用品まで入っていた。
「こんなにたくさんありがとう」
母がこたつに戻ったので、わたしも荷物を置いてこたつに入った。妹も父も出かけていて、家の中がとても静かだ。
「いつまで久保さんのお世話になるの?」
「ずっといていいよって言ってくれるから甘えてる」
「ご迷惑でしょういつまでも」
咎めるわけではない、諭すような母の言葉が胸に刺さる。新年を迎え、さすがに申し訳ないと思っていたからなおさら。
実家に帰省した。
そろそろ帰ろうと、2階の部屋で荷造りをして1階に降りると、リビングから母に呼ばれた。
「芽衣、ちょっと話せる?」
「うん」
こたつに入ってお正月のお笑い番組を見ていた母が立ち上がり、準備していた大きな紙袋を2つ持たせてくれた。
「これ久保さんに。いつもご迷惑をおかけしてすみませんって、よろしく伝えておいてね」
ずっしりと重い袋の中身は、地元の銘菓や普段お目にかかれないような桐の箱に入った高級牛肉。もう一つの袋には洗濯洗剤などの日用品まで入っていた。
「こんなにたくさんありがとう」
母がこたつに戻ったので、わたしも荷物を置いてこたつに入った。妹も父も出かけていて、家の中がとても静かだ。
「いつまで久保さんのお世話になるの?」
「ずっといていいよって言ってくれるから甘えてる」
「ご迷惑でしょういつまでも」
咎めるわけではない、諭すような母の言葉が胸に刺さる。新年を迎え、さすがに申し訳ないと思っていたからなおさら。