先輩!
部活はとうに終わり、生徒が校内に残っていないことを確認しながら、各教室の鍵を閉めていく。
鍵を閉めても、生徒が消火器でたたき割った窓もたくさんあるため、防犯上なんの意味を持たないが、閉めないわけにはいかない。
『そうだ』
チャリ、チャリ、と多くの鍵を鳴らしながら、立ち入り禁止の看板をひょいと飛び越え、目当ての鍵を使って重い扉を開けた。
「さぶっ、」
2月の夜は、寒さが身に刺さる。
誰もいない屋上で、少し、1人になりたかった。
フェンスにもたれ、夜空を仰ぐ。
星空を見ただけで、芽衣と放課後よく過ごしたあの公園を思い出す。
芽衣と離れたくなくて、帰りたくなくて、このまま時が止まればいいのにと願った。
でも、早く大人になりたくてたまらなかった。
鍵を閉めても、生徒が消火器でたたき割った窓もたくさんあるため、防犯上なんの意味を持たないが、閉めないわけにはいかない。
『そうだ』
チャリ、チャリ、と多くの鍵を鳴らしながら、立ち入り禁止の看板をひょいと飛び越え、目当ての鍵を使って重い扉を開けた。
「さぶっ、」
2月の夜は、寒さが身に刺さる。
誰もいない屋上で、少し、1人になりたかった。
フェンスにもたれ、夜空を仰ぐ。
星空を見ただけで、芽衣と放課後よく過ごしたあの公園を思い出す。
芽衣と離れたくなくて、帰りたくなくて、このまま時が止まればいいのにと願った。
でも、早く大人になりたくてたまらなかった。