先輩!




「上のバー行かない?まだ話したいし」

「うん」

食事中に雰囲気を悪くしたくなくて、結局言い出せなかったから、カフェに誘おうかと思っていたところだった。


元カレが予約していたのはホテルの鉄板焼店だった。

目の前の鉄板で焼かれる絶品のお肉を前に、重い話はできなかった。


エレベーターで上階に移動しバーに入った。

大きな窓に向かって広々としたソファーが配置されていて、目の前は夜景のパノラマが広がっている。

窓際のソファー席が空いていたので並んで座った。


「綺麗だね」

そう言わずにはいられない絶景だ。
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