先輩!
「芽衣と別れたこと、今までの人生で1番後悔してる。教師になって、気持ちが不安定だった俺を必死で支えてくれようとしてたのに、それが疎ましかった。俺に気を使ってるのがよくわかったし、元気づけようと頑張ってくれてたのに、それが嫌で嫌で仕方なかった」

「玲央…」

「芽衣にこれ以上かっこ悪いところを見せたくなくて、それで一回離れたかった」


うん。わかってたよ。

あんなに長い間一緒にいたのに、玲央はわたしにかっこ悪いところや弱いところを見せようとしなかった。


わたしはなによりもそれが辛かったって知ってた?


頼ってほしかった。


甘えてほしかった。
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