先輩!
「あの、お泊まりアイテム買いたいです」

「あ、下着?洗濯したらよくない?」

「いえあの、洗顔とかです。それに下着洗濯したらその間どうするんですか」

「裸でよくね?」

「全然良くないです」


先輩。

わたしこういう経験初めてなんです。お付き合い初日にお泊まりなんて、キャパオーバーで倒れそうです。どうしたらいいか分からなくて、急展開についていけないです。

先輩と離れたくないって言いましたよ?言いましたけど、その日にすぐ、その、そういうことするなんて、ちょっと。

と考えてる横で、先輩が長方形の軽そうな箱を手に取りカゴに入れた。『ごくうす』なんて書いてあるあれ。


「一応ね。男の身だしなみ。ハンカチティッシュコンドーム」

「3点セットにしないでください。ティッシュ持ってないくせに」

「佐々木顔真っ赤。くっそかわいい」


パッと手を離して、冷蔵庫に歩いていく先輩。きっと1人にしてくれたのだろうけど、もうほんといろいろ無理です。

こんなので先輩の家にお邪魔しても大丈夫かな。不安しかない。
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