先輩!
「違う部署になったとしても、これからはこうして一緒にいられるだろ」

「・・・はい」

「俺、芽衣に結構好かれてる?」

「はい」

「ははっ嬉しい。なあ、俺たち今お試し中なの?」

「違います。お試さないです」

「日本語、」

「すみません。お試しじゃないです。真剣交際です」

「そっか。真剣か。やった」と先輩が笑う。触れ合う身体にその振動が伝わってくる。


「芽衣」

至近距離でじっと目を見つめられ、胸が締め付けられる。


「大好きだよ」

「私もです」


言葉にされて、きゅ、と胸が締め付けられて。言葉にするだけで、胸が熱くなる。


「芽衣に好きって言われると、めちゃくちゃ嬉しい」

「わたしも先輩に言われたら嬉しいです」


芽衣。と先輩に見つめられ、その熱の篭った視線に堪えきれず目を逸らした。

頬に先輩の右手が触れ、最後名前を呼ばれる。


「キスしていい?」

頷く以外できなかった。

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