compact
不思議な時間だった。
部屋に帰って
いろいろ考えてみても。

それから龍くんからは
一週間、毎日夜に電話が来た。

毎朝コーヒーを淹れてくれて、
会話なんか全然しないまま
毎夜電話で、少しだけ話す。

私が龍くんに、
どこにいるの?って聞いたら
家にいるとか、遊んでるとか。

私はだいたい家か会社。
…そこしか行くところもない。

あまり彼自身のことを聞かず、
私自身のことも話さず…

天気がどうとか
コーヒーがどうとかの話で
つまんなくないのかなぁと
少しだけ心配になってしまう。
< 10 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop