compact
朝になって、
コーヒーショップに向かう龍くんの
背中に少し慣れてきた。

眠そうな龍くんにも
キスしたくっちゃうくらい。

朝飲むコーヒーが、すぅっと
身体にしみてくる。

夜になって、
龍くんが、そっと家に入って
また、抱きしめあう。

何もない部屋が少しだけ
温かくも感じる。

好きだとか、
そんな言葉よりも…もっと
深いものが伝わってくる。
…ような気がする。

こんな名前のない関係が
ずっと続くわけないけれど
すぐ終わることもなかった。
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