compact
「私は、龍くんのコーヒーが飲めたら
それでいいから。
彼女のこと、
大事にしてあげなきゃだめ。」
龍くんが泣きそうになって…
私が励ましていた。
「龍くん…ここにはもう…
来ない方がいいよ。」
自分勝手なことをした。
恋人が居なかったらよかった、
という話でもない気がする。
この、名前のない関係。
龍くんは相変わらず
泣きそうになっていた。
「帰るね…。」とだけ聞こえた。
私は見送ることもしないで、
遠ざかる足音を耳でだけ追った。
閉まるドアもドアの向こうの
聞こえない足音も。
それでいいから。
彼女のこと、
大事にしてあげなきゃだめ。」
龍くんが泣きそうになって…
私が励ましていた。
「龍くん…ここにはもう…
来ない方がいいよ。」
自分勝手なことをした。
恋人が居なかったらよかった、
という話でもない気がする。
この、名前のない関係。
龍くんは相変わらず
泣きそうになっていた。
「帰るね…。」とだけ聞こえた。
私は見送ることもしないで、
遠ざかる足音を耳でだけ追った。
閉まるドアもドアの向こうの
聞こえない足音も。