compact
龍くんからの電話もなく
私からかけることはなく
しばらく同じような日が続いた。

肩までの髪を触りながら
もう龍くんに触れられることは
ないんだろうなとか

ふと思ったりもした。

ロングスカ-トの部屋着で
うずくまってたら
泣きそうな気持ちになる。

仕事のことを考えようと
鞄の中からタブレットを出した。

メ-ルを見ようとしたとき
携帯が鳴った。

龍くんからだった。

「…どうしたの?」

「やっぱり亜葵さんがいい。」
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