compact
「…今、どこにいるの…?」
優しく聞いたつもりだった。
「ごめん。
亜葵さんの家の前…。」
「いいよ。…今、開けるね。」
携帯を切って、ドアを開けると
毎朝コーヒーショップでの笑顔ではなく
龍くんは泣きそうな顔だった。
静かに部屋にあがってもらって
何もない冷蔵庫から水を出して
カップに入れて渡した。
その水をすぅっと飲み干して
「彼女とは別れてきた。」
と龍くんは言い、私にカップを
戻してきた。
カップをキッチンに置いたまま
「だめって言ったじゃん…。」
と言って、そっと龍くんを
見つめてしまった。
優しく聞いたつもりだった。
「ごめん。
亜葵さんの家の前…。」
「いいよ。…今、開けるね。」
携帯を切って、ドアを開けると
毎朝コーヒーショップでの笑顔ではなく
龍くんは泣きそうな顔だった。
静かに部屋にあがってもらって
何もない冷蔵庫から水を出して
カップに入れて渡した。
その水をすぅっと飲み干して
「彼女とは別れてきた。」
と龍くんは言い、私にカップを
戻してきた。
カップをキッチンに置いたまま
「だめって言ったじゃん…。」
と言って、そっと龍くんを
見つめてしまった。