一夜を共にしたかつての片思い相手は、優秀外科医だった。〜憧れの君と私の夢〜
「そのような方はまだよくいるんです。手術したけどステージが進行していて転移が進んでいたりとか。もっと医療が発達すればそういうのも次第に無くなっていければ良いんですが」
確かに田中さんの言う通りだ。同意しか無い。
「だから愛海には愛海の夢を叶えて欲しい。先輩は叶えられるなかったから」
「先輩の夢って?」
「病気を治す事と、喫茶店を開く事だったかな。先輩以外にも俺が受け持った患者で喫茶店を開く事が夢だった人は何人かいた」
「そっか……そうなんだね」
「夢を押し付けるような形になってごめん。でも俺個人としても愛海が夢を叶える場面が見たいんだ。中学の時コツコツ頑張って来たじゃん。だから夢を叶えて欲しい」
「成哉さん……」
「俺も頑張るから」
成哉の声が熱く私の胸の中に染みていく。
(世の中には夢を叶えられない人達が大勢いる。なら……)
「私頑張ります。だから、成哉さんも一緒に頑張ろう。2人なら頑張れる気がするから」
「……ああ!」
成哉が私に抱き着き、腕を背中にぎゅっと回した。彼の体温が全身へと伝わっていくような気がした。
「私達も藤堂先生と愛海さんの夢を応援します」
「田中さん」
「お店オープンしたら必ず行きます。なので皆さんと一緒に頑張りましょう」
「松崎さん……はい。頑張ります!」
成哉と彼女達に勇気づけられた私。リハビリへのモチベーションの昂りを覚えた私は理学療法士の2人が帰った後も自主練をするなどして身体を動かしていったのだった。
「愛海、頑張ってるね」
成哉はいつも自宅に帰る前、私がいる特別室に入って様子を確かめに来る。
「明日からトレーナーもリハビリに加わる事になるからよろしくね」
「どんなトレーナー?」
「頚椎脊椎に詳しいトレーナーでさ、首の怪我をしたアスリートに付いたりしてる人なんだ。彼女のおかげで復帰できたお相撲さんやラガーマンもいる」
「そうなんだ……どうやってアポ取ったの?」
「整形外科のツテってやつ。あと父さんの知り合いだからそれもあるかな」
成哉がニコリと得意げな笑みを見せた。
確かに田中さんの言う通りだ。同意しか無い。
「だから愛海には愛海の夢を叶えて欲しい。先輩は叶えられるなかったから」
「先輩の夢って?」
「病気を治す事と、喫茶店を開く事だったかな。先輩以外にも俺が受け持った患者で喫茶店を開く事が夢だった人は何人かいた」
「そっか……そうなんだね」
「夢を押し付けるような形になってごめん。でも俺個人としても愛海が夢を叶える場面が見たいんだ。中学の時コツコツ頑張って来たじゃん。だから夢を叶えて欲しい」
「成哉さん……」
「俺も頑張るから」
成哉の声が熱く私の胸の中に染みていく。
(世の中には夢を叶えられない人達が大勢いる。なら……)
「私頑張ります。だから、成哉さんも一緒に頑張ろう。2人なら頑張れる気がするから」
「……ああ!」
成哉が私に抱き着き、腕を背中にぎゅっと回した。彼の体温が全身へと伝わっていくような気がした。
「私達も藤堂先生と愛海さんの夢を応援します」
「田中さん」
「お店オープンしたら必ず行きます。なので皆さんと一緒に頑張りましょう」
「松崎さん……はい。頑張ります!」
成哉と彼女達に勇気づけられた私。リハビリへのモチベーションの昂りを覚えた私は理学療法士の2人が帰った後も自主練をするなどして身体を動かしていったのだった。
「愛海、頑張ってるね」
成哉はいつも自宅に帰る前、私がいる特別室に入って様子を確かめに来る。
「明日からトレーナーもリハビリに加わる事になるからよろしくね」
「どんなトレーナー?」
「頚椎脊椎に詳しいトレーナーでさ、首の怪我をしたアスリートに付いたりしてる人なんだ。彼女のおかげで復帰できたお相撲さんやラガーマンもいる」
「そうなんだ……どうやってアポ取ったの?」
「整形外科のツテってやつ。あと父さんの知り合いだからそれもあるかな」
成哉がニコリと得意げな笑みを見せた。