一夜を共にしたかつての片思い相手は、優秀外科医だった。〜憧れの君と私の夢〜
「まこときっと喜ぶよ」
「そうだな。帰ったらまことに見せよ」
うきうきの笑顔でスマホと私にそれぞれ目線を向ける成哉。その時彼の持つピッチが鳴り、慌てて電話に出た。
「はいもしもし。……わかりました、すぐ行きます」
「何かあった?」
「うん、急変があったからすぐにだって。ごめん、じゃあ!」
成哉は私に向けて右手を軽く振りながら、強風のような勢いで特別室から去っていった。部屋には私1人だけとなる。手術明けは安静にしないと成哉が言っていたように傷口が開いてしまう可能性がある。なので今日はしばらくリハビリは無い。なので理学療法士のあの2人も今はいない。
「テレビでも見よっかな」
ベッドの右側にあるキャスター付きの机の上に置かれたリモコンに手を伸ばし、ボタンを押す。すると医療系の特集番組の再放送が流れ始めた。
「このベリが丘の総合病院には、凄腕の外科医が何名も在籍している事で有名です」
最初に映し出されたのは星田医師。彼の手術風景が紹介され、更に彼の経歴までも詳しく読み上げるようにしてアナウンサーによって紹介されていた。
「さすがですね。医者の間ではゴッドハンドとも呼ばれていると言われています」
「彼の元でがんの切除手術を受けたいと全国から患者さんが来てるみたいです」
「そうだな。帰ったらまことに見せよ」
うきうきの笑顔でスマホと私にそれぞれ目線を向ける成哉。その時彼の持つピッチが鳴り、慌てて電話に出た。
「はいもしもし。……わかりました、すぐ行きます」
「何かあった?」
「うん、急変があったからすぐにだって。ごめん、じゃあ!」
成哉は私に向けて右手を軽く振りながら、強風のような勢いで特別室から去っていった。部屋には私1人だけとなる。手術明けは安静にしないと成哉が言っていたように傷口が開いてしまう可能性がある。なので今日はしばらくリハビリは無い。なので理学療法士のあの2人も今はいない。
「テレビでも見よっかな」
ベッドの右側にあるキャスター付きの机の上に置かれたリモコンに手を伸ばし、ボタンを押す。すると医療系の特集番組の再放送が流れ始めた。
「このベリが丘の総合病院には、凄腕の外科医が何名も在籍している事で有名です」
最初に映し出されたのは星田医師。彼の手術風景が紹介され、更に彼の経歴までも詳しく読み上げるようにしてアナウンサーによって紹介されていた。
「さすがですね。医者の間ではゴッドハンドとも呼ばれていると言われています」
「彼の元でがんの切除手術を受けたいと全国から患者さんが来てるみたいです」