一夜を共にしたかつての片思い相手は、優秀外科医だった。〜憧れの君と私の夢〜
「雪だ」
「ほんとだ、降って来た。写真撮ろ」
成哉がズボンのポケットから黒い最新式のスマホを取り出し、ぱしゃぱしゃと窓にレンズを向けて撮影する。
「窓開けてもいい?」
「いいよ」
「サンキュー」
成哉が窓を開き、手を伸ばす。彼の掌にぽとりと雪が落ちてはしゅわりと溶けて消えていくのを繰り返す。
「どう?」
「ひんやりしてる」
「そっかあ……」
「雪ってさ結構種類あるみたいなだって」
「そうなの?」
「粉雪、灰雪、綿雪……スマホで調べたけど何種類かあるね」
ちょっとした豆知識に私は思わずへえ……と漏らしたのだった。雪はどんどんと降っていく。この程度ではまだまだ積もらなさそうだが、明日まで降り続けたらちょっとくらい積もるかもしれない。そんな感じの降雪だ。
写真を撮り終えた成哉は窓を閉め、スマホを私に見せてくれた。そこには高画質で雪が降る風景が映し出されていたのだった。
「綺麗に撮れてる」
「へへっ、まことに見せよっかな」
まことは私がいない中でもちゃんと託児所に通い続けている。成哉や彼の母親曰く泣く事もぐずる事もほぼ無く、おとなしいのだという。ただ、好奇心が以前よりも旺盛になってきたようで何かに興味を持ったりする事が多く寸分たりとも目を離せられないとも聞いた。
「ほんとだ、降って来た。写真撮ろ」
成哉がズボンのポケットから黒い最新式のスマホを取り出し、ぱしゃぱしゃと窓にレンズを向けて撮影する。
「窓開けてもいい?」
「いいよ」
「サンキュー」
成哉が窓を開き、手を伸ばす。彼の掌にぽとりと雪が落ちてはしゅわりと溶けて消えていくのを繰り返す。
「どう?」
「ひんやりしてる」
「そっかあ……」
「雪ってさ結構種類あるみたいなだって」
「そうなの?」
「粉雪、灰雪、綿雪……スマホで調べたけど何種類かあるね」
ちょっとした豆知識に私は思わずへえ……と漏らしたのだった。雪はどんどんと降っていく。この程度ではまだまだ積もらなさそうだが、明日まで降り続けたらちょっとくらい積もるかもしれない。そんな感じの降雪だ。
写真を撮り終えた成哉は窓を閉め、スマホを私に見せてくれた。そこには高画質で雪が降る風景が映し出されていたのだった。
「綺麗に撮れてる」
「へへっ、まことに見せよっかな」
まことは私がいない中でもちゃんと託児所に通い続けている。成哉や彼の母親曰く泣く事もぐずる事もほぼ無く、おとなしいのだという。ただ、好奇心が以前よりも旺盛になってきたようで何かに興味を持ったりする事が多く寸分たりとも目を離せられないとも聞いた。