彼に抱かれ愛を弾く 〜ベリが丘恋物語〜
涙でボロボロになった顔を俊佑さんの大きな手が包む。

「俺、もっと泣かせてしまうかもしれないぞ」

私はゆっくりと頷いた。

彼は私を押し倒し、渇望に満ちた眼差しで私を見つめる。目の前にある非の打ち所のない面貌に息を呑んだ。
躊躇うことなく重ねられた唇が、私の唇を激しく貪る。口をこじ開けられ、差し込まれた舌は口内を攻め立てた。息ができないほど深いキスに頭は真っ白だ。いつのまにか服を脱がされ、私は一糸纏わぬ姿を晒していた。彼が裸の私を抱きかかえ、自室のベッドに横たえる。彼も服を脱ぎ捨て、鍛え上げられた肉体は私を組み敷いた。

「奇麗だ、美音」

再度唇を覆われ、激しいキスを繰り返す。彼の舌は首筋へと移動し、徐々に胸元へと下りていく。舌で膨らみの尖を攻められ、太腿を撫でていた彼の手は私の恥部に差し入れられた。指で掻き回されるたび身体に電流が走る。
静かな部屋にいやらしいほどの水音が響き渡り、自分とは思えない声を発していた。

「んっ、あっ、あぁぁ、んっ」

「もっと聴かせてくれ」

「俊佑さん、わたし、おおかしいの? 自分の身体じゃないみたい」

「美音、あまり俺を煽るなよ」

「煽る?」

彼は私の脚を広げ、恥部に舌を差し入れた。柔らかい舌先が、敏感な部分を刺激し、身体が大きく跳ねた。

「あっ、ダメッ」

「ダメ? こんなに溢れてるのに、ダメ、じゃないだろう」

「は、恥ずかしいです」

恥部から顔を離した彼が、私を見つめ意地悪く笑う。すぐに唇を奪われ、強引に舌を差し入れられた。

「んっ」

口の中に生々しい味が広がる。

「美音の味」

艶のある声音が、耳元でいやらしく囁いた。
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