彼に抱かれ愛を弾く 〜ベリが丘恋物語〜
敏感な部分が過剰に反応する。
彼が欲しい。彼の全部が欲しい。
私の身体全てが彼を求めている。

「欲しい……」

こぼれた言葉に今度は彼が反応した。

「あげるよ、俺の全部を美音にやる」

彼が避妊具を取り出し、手際よく装着すると、ゆっくりと私の中に割り入った。

「あぁぁぁっ」

彼が私の中にいる。でも、もっと欲しい。

「もっと……」

「いいよ、もっとな」

より奥へと身を沈める。もう、止まらない。互いの欲情は堰を切ったように溢れ出した。
繋がったまま激しく身体を揺さぶられるたび、意識が遠のきそうになる。
四つん這いにされ後ろから一気に突き上げられると、身震いするほどの快感が私を支配した。彼を奥深くに感じるともう限界だった。
尖った声と同時に、私の身体中の力が抜けていく。
全身がふわふわと浮いているような感覚だった。
脱力した私の中で彼は動き続ける。

「美音、美音、うっ」

彼が果て、私の背中に覆い被さった。

彼の果てる瞬間の顔を見たい。
息を潜め、隠れていたもう一人の私が目を覚ました瞬間だった。

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