彼に抱かれ愛を弾く 〜ベリが丘恋物語〜
廣藤自動車は、高椿グループ半導体メーカーの取引先だ。廣藤会長には孫娘がおり、溺愛ぶりが度を超えていると耳にしたことがある。
そんな孫娘の一大事だ。保険に入っていようがなかろうがやぶさかではないだろう。
カルロに詳細を話すと、彼がイエローキャブ(タクシー)を呼んでくれた。
彼女を病院まで運び内科医に託したが、これからの手続きのことを考えると、コンシェルジュを通した方が良いのではないかと考え、マネージャーに提案した。
廣藤自動車の令嬢ともなれば、カード会社のコンシェルジュサービスを利用できるのだろうが、俺は知り合いのコンシェルジュを紹介することにした。
ニューヨーク在住で、俺自身が世話になっている女性のコンシェルジュだ。姉沙織の友人であり、きめ細やかな気配り、幅広い知識と人脈を活かした仕事ぶりには定評がある。ニューヨークに滞在しなければならない時は必ず彼女の助けを借りている。
彼女に連絡し、事情を話すと快く引き受けてくれた。彼女が窓口になってくれたのなら安心だ。もう、自宅に戻っても問題ないだろう。
待合室のソファーに腰掛けていたマネージャーに声をかけ病院を出ようとしたところ、マネージャーが走って追いかけてきた。
呼び止められ振り返ると、息を切らした彼女が俺の連絡先を訊いてきた。
助けてもらったお礼をしたいのだという。
当然のことをしたまでで、気にする必要はないと断ったが、このままでは自分が責められてしまうと肩を落としてしまった。
どうしても連絡先を教えることには抵抗があり、連絡を取りたい時には、紹介したコンシェルジュを通してもらうよう納得してもらった。
そんな孫娘の一大事だ。保険に入っていようがなかろうがやぶさかではないだろう。
カルロに詳細を話すと、彼がイエローキャブ(タクシー)を呼んでくれた。
彼女を病院まで運び内科医に託したが、これからの手続きのことを考えると、コンシェルジュを通した方が良いのではないかと考え、マネージャーに提案した。
廣藤自動車の令嬢ともなれば、カード会社のコンシェルジュサービスを利用できるのだろうが、俺は知り合いのコンシェルジュを紹介することにした。
ニューヨーク在住で、俺自身が世話になっている女性のコンシェルジュだ。姉沙織の友人であり、きめ細やかな気配り、幅広い知識と人脈を活かした仕事ぶりには定評がある。ニューヨークに滞在しなければならない時は必ず彼女の助けを借りている。
彼女に連絡し、事情を話すと快く引き受けてくれた。彼女が窓口になってくれたのなら安心だ。もう、自宅に戻っても問題ないだろう。
待合室のソファーに腰掛けていたマネージャーに声をかけ病院を出ようとしたところ、マネージャーが走って追いかけてきた。
呼び止められ振り返ると、息を切らした彼女が俺の連絡先を訊いてきた。
助けてもらったお礼をしたいのだという。
当然のことをしたまでで、気にする必要はないと断ったが、このままでは自分が責められてしまうと肩を落としてしまった。
どうしても連絡先を教えることには抵抗があり、連絡を取りたい時には、紹介したコンシェルジュを通してもらうよう納得してもらった。