─animaTane─ドレミ
プラスの輪はゆっくりと回転して徐々に黄色の色彩へ染まり、光を無に注いだ。

光はプラスが持つエネルギーであり、それは音色も奏でた。


まるで無に聞かせるように。綺麗な音色があまねく光と共に鳴り響いていた。


対するマイナスは輪をプラスの輪とは真逆の方に回転を示すとプラスが《《性質》》を持つのを確認して対抗するかのようにマイナスも単なる陰り、影、闇であったのにも関わらず、色を染め始めた。


マイナスはプラスがエネルギーを放出することにより産まれたエネルギーであり、性質。


相反する二つの性質の一つであるプラスが黄色になるとマイナスはエネルギーを静かに発して赤く赤く、その輪を染めた。


黄色と赤色の輪が無に誕生して、それはプラスとマイナスと対極したエネルギーの色となった。


反発し合うプラスとマイナス。のはずだったが、プラスとマイナスの行動は変わり始めた。

プラスがマイナスに徐々に近づき始めたのだ。するとマイナスも徐々に近づき始めた。

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