セレブ御曹司の恋を遠巻きに傍観するはずだったのですが。 ~能面顔の悪役令嬢は、それでも勘違いに気付かない~
《3、瞳ちゃん、優奈ちゃんの場合》
私は、瞳ちゃん、優奈ちゃんとラインのグループを作っている。普段は勉強会の日程調整とかに使っているのだけど、二人にはラインを使って、嘘をついてみよう。
最初に思いついたのは、エイプリルフールの定番、『彼氏ができました』だけど。
――痛すぎる!
二人に決まった相手ができた今、これは絶対ダメだと却下した。
結局、これぞというアイデアがなく、適当に思い付いたネタを送ることにした。
私『どうしよう。』
私『田上先生のヅラを拾っちゃったんだけど(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜) 返しにくい……。』
瞳『え!? どういう状況?』
優奈『ヘアピース? それともフルウィッグ!?』
私は、話を引っ張ることなく、すぐにネタばらしをした。
二人は『騙された〜』、と笑ってくれたけど。どうしてだろう……、何かを失った気がする。
もっとウィットにとんだ、女子高生らしいネタがあったんじゃなかろうか。
私は、瞳ちゃん、優奈ちゃんとラインのグループを作っている。普段は勉強会の日程調整とかに使っているのだけど、二人にはラインを使って、嘘をついてみよう。
最初に思いついたのは、エイプリルフールの定番、『彼氏ができました』だけど。
――痛すぎる!
二人に決まった相手ができた今、これは絶対ダメだと却下した。
結局、これぞというアイデアがなく、適当に思い付いたネタを送ることにした。
私『どうしよう。』
私『田上先生のヅラを拾っちゃったんだけど(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜) 返しにくい……。』
瞳『え!? どういう状況?』
優奈『ヘアピース? それともフルウィッグ!?』
私は、話を引っ張ることなく、すぐにネタばらしをした。
二人は『騙された〜』、と笑ってくれたけど。どうしてだろう……、何かを失った気がする。
もっとウィットにとんだ、女子高生らしいネタがあったんじゃなかろうか。