人生のどん底から、絶頂へ。
次の日から、テスト返しが始まった。
名前を呼ばれて教卓に行く時間、前はドキドキして大嫌いだったけど、今は楽しみだ。
理科、社会は両方98点だった。
自慢の記憶力を発揮することができて、本当に嬉しかった。
そして、得意な英語は97点。
スペルミスをしてしまった。
でも、リスニングで満点を取ることができた。
白翔先輩に褒めてもらえるかな。
嬉しくて、ニヤニヤが止まらない。
国語は95点で、少し悔しかった。作文で、大きく減点をされていた。
作文の問題がでるなんて、思ってもいなくて、練習をしていなかった。
副教科も、全て返された。
副教科は、全て95点以上を取ることが出来ていた。
暗記は得意だから、副教科は大好きだ。
まだ、返されていない教科が一つある。
"数学"
次の授業は数学。テストが返される。
チャイムが鳴り、挨拶をし終わると、先生がテストを教卓の上に出した。
「今から名前呼ぶから、取りに来てください」
先生が出席番号順に名前を呼んでいく。
周りの友達がどんどんテストを受け取って帰ってくる。
緊張で心臓の音が速くなる。
「鈴木さん」
名前を呼ばれ、テストを受け取りに行く。
大丈夫。絶対大丈夫。
自分にそう言い聞かせて、テストを受け取った。
席に戻って、深呼吸をしてから、二つに折られた解答用紙を開く。
しばらく、呼吸することを忘れていた。
"100点"
その点数を見つめていると、テストを配り終えた先生がチョークを持った。
「はい聞いてー、学年平均は、、、」
そう言いながら黒板に【55】という数字を書いた。そして次に、クラス平均は56点と教えてくれた。
「最後に、学年、クラス最高は、、、」
先生がそう言うと、後ろの席の男子が騒いだ。
「え!このクラスに学年最高いるってこと!?
やば!俺、ワンチャンあるわ!!!!」
心の中で、私だよ、と呟く。
「はい静かに!最高点は、100点です」
嬉しくて、爆破してしまいそうだった。
「うわ!まじかー、おい誰だよーーー!」
「100!?やば!うちじゃ無理だわ」
周りの友達が騒いでいる。
正直、自慢したかった。すごいでしょ、って言いたかった。
でも、最初は白翔先輩に報告したい。
私の恩人。憧れの人。
名前を呼ばれて教卓に行く時間、前はドキドキして大嫌いだったけど、今は楽しみだ。
理科、社会は両方98点だった。
自慢の記憶力を発揮することができて、本当に嬉しかった。
そして、得意な英語は97点。
スペルミスをしてしまった。
でも、リスニングで満点を取ることができた。
白翔先輩に褒めてもらえるかな。
嬉しくて、ニヤニヤが止まらない。
国語は95点で、少し悔しかった。作文で、大きく減点をされていた。
作文の問題がでるなんて、思ってもいなくて、練習をしていなかった。
副教科も、全て返された。
副教科は、全て95点以上を取ることが出来ていた。
暗記は得意だから、副教科は大好きだ。
まだ、返されていない教科が一つある。
"数学"
次の授業は数学。テストが返される。
チャイムが鳴り、挨拶をし終わると、先生がテストを教卓の上に出した。
「今から名前呼ぶから、取りに来てください」
先生が出席番号順に名前を呼んでいく。
周りの友達がどんどんテストを受け取って帰ってくる。
緊張で心臓の音が速くなる。
「鈴木さん」
名前を呼ばれ、テストを受け取りに行く。
大丈夫。絶対大丈夫。
自分にそう言い聞かせて、テストを受け取った。
席に戻って、深呼吸をしてから、二つに折られた解答用紙を開く。
しばらく、呼吸することを忘れていた。
"100点"
その点数を見つめていると、テストを配り終えた先生がチョークを持った。
「はい聞いてー、学年平均は、、、」
そう言いながら黒板に【55】という数字を書いた。そして次に、クラス平均は56点と教えてくれた。
「最後に、学年、クラス最高は、、、」
先生がそう言うと、後ろの席の男子が騒いだ。
「え!このクラスに学年最高いるってこと!?
やば!俺、ワンチャンあるわ!!!!」
心の中で、私だよ、と呟く。
「はい静かに!最高点は、100点です」
嬉しくて、爆破してしまいそうだった。
「うわ!まじかー、おい誰だよーーー!」
「100!?やば!うちじゃ無理だわ」
周りの友達が騒いでいる。
正直、自慢したかった。すごいでしょ、って言いたかった。
でも、最初は白翔先輩に報告したい。
私の恩人。憧れの人。