籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
だから、裕一くんがRULERから追放されて…安心した。


「それで、お前の新しい世話役は俺が担当することになった」

「…えっ、玲が?」


なぜだろう…。

玲がわたしの世話役と聞いて、思わず“うれしい”と思ってしまった。


わたしの行動を制限するためにつけられる世話役のはずなのに。


…コンコン


そのとき、また部屋のドアがノックされた。


だれだろうか…。


「…はいっ」


わたしはおそるおそる返事をする。

すると、ゆっくりとドアが開けられる。


現れた人物を見て、わたしは一瞬小さな叫び声がもれそうになった。

なぜなら、顔は全体を覆い尽くすほど赤黒く腫れ上がり、目や口の端からは血が流れていたから。


一瞬だれかわからなかったけど、特徴的な銀髪を見て、それが裕一くんだと気づいた。
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