悠久の絃 2
〜絃side〜

頑張るって決めてから診察台には乗れるようになったけど、そこから先に進めない。



鶴川先生は「大丈夫だよ。今日はここまでできたね」って言ってくれるけど、部屋に戻った時の悠たちの顔が見られない。

そしてしばらくしてから痛み止めの点滴を繋がれる。







そんな時、鶴川先生の出張があって治療が一日空くことになった。

「一回心を整理する時間にしてみな」

鶴川先生の優しい声と顔でそう言われた。




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