悠久の絃 2
〜悠side〜

処置室に着くと、いとはベッドに寝かされていて、院長先生がエコーを診ていた。


「広持先生、代わります。」

「樹、これを見て、お前は治療できるのか?熱も上がってきてる。今すぐやらないと最悪全摘になるぞ」


僕は汗の滲むいとの額に手を当てながら二人の会話を聞いていた。


「やります。」


「やれるんだな?最低限の器械はある。補助入るよ」


「悠先生、鶴川先生に連絡して。今から子宮内直接洗浄する」


「わかりました」



額から手を離すと、すかさずいとの手が伸びてくる。


「んっ、くっ、、いや、、ゆう、やだ、」


「大丈夫。すぐに戻ってくるからね。」



伸ばされた手を軽く握って離し、泣き声に背を向けた。





電話での一報を終え診察室に戻ると、まさに治療の始まりだった。







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