悠久の絃 2
ふと目が覚めると、薄暗いリビングのソファで横になっていた。

キッチンの明かりだけが付いていて、やけに静かな部屋で時計の秒針が進む音が聞こえる。


わたし、何してたんだっけ、?

スマホの電源を入れると時刻は午前3時過ぎと表示され、メールが二件届いていた。


23:47 悠『オンコールあって兄ちゃんと病院来てる。何かあったらメールして』


21:59 進くん『今日は急にごめんね。返事はいつでもいいから、待ってる。』




あぁ……

どちらにも既読をつけ、シャワーを浴びに脱衣所に向かった。



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