愛を教えて、キミ色に染めて【完】
「あ、円香ちゃんもシャワー浴びる? 温まりたいなら浴槽にお湯張るけど?」
「え? い、いえ、その……大丈夫です。そ、それより、ここは一体……?」
「ああ、ここは俺が借りてるホテルの一室。仕事で使う用なんだよ」
「そ、そう……なんですね……。それで、私は何故ここに……?」
「何故って――」
円香は疑問に思った事を雷斗に問い掛けると、彼の口角が微かに上がって円香の座っているベッドに膝をつき、そして――ぐっと彼女の身体近くまで自身の身体を寄せて迫るような体勢になり、
「円香ちゃんと、もっと仲良くなりたいなぁって思ってるからだよ」
互いの鼻先が触れそうな程近くに顔を寄せた雷斗がそう口にした。
「え……」
それには円香も予想外だったのか、動く事すら出来ずに固まってしまう。
明らかに動揺している円香の頬に触れた雷斗が唇を近付けてキスをしようとすると、
「だ、駄目!!」
すんでのところで力いっぱい雷斗を押し退けた円香は顔を背けてそれを拒んで彼から逃れようとするけれど、
「きゃっ」
ベッドから降りようとした円香の身体を強引に押し倒した雷斗は彼女の上に跨り、冷めた瞳で見下ろしながら、
「駄目だよ、その気が無いなら、男と二人きりになんてなっちゃ。寝るのも無防備過ぎ。それじゃあ襲われても文句言えないと思うよ?」
口元だけが笑っていた。
「あ……いや……、止めて……」
一気に恐怖が湧き上がってきた円香の身体は震え、か細い声で拒絶の言葉を呟くも雷斗には届いていないのか、それとも聞こえない振りをしているのか、表情を緩ませながら怯える円香の髪を撫で、
「大丈夫。そんなに怯えなくても平気だよ。優しくするから。ね?」
矛盾を孕んだ目つきで見つめながら円香の両腕を掴みあげると、逃げられないように片手で拘束した。
「や、めて……はな、して……」
いくら無防備で人を疑わない円香だって、何も分からない子供じゃない。
これから自分の身に起きる事がどんなに恐ろしい事か分かると、優しいと思っていた雷斗の事が怖くて怖くて堪らなくなる。
同じ事をされても、これが伊織相手ならば、恐怖心は無いのだ。
「お願い……やめて……っ」
耐え切れなくなった円香の瞳からは大粒の涙が溢れ出す。
「傷付くなぁ、何も泣かなくたっていいじゃない? そんな風に拒絶されると俺、もぉーっと酷くしたくなっちゃうなぁ」
「ひっ…………」
耳元でそう囁く雷斗の息が掛かったのと、掴まれていた腕の力が強まった事で恐怖がより強まった円香は悲鳴にも近い、弱々しい声を上げた。
「え? い、いえ、その……大丈夫です。そ、それより、ここは一体……?」
「ああ、ここは俺が借りてるホテルの一室。仕事で使う用なんだよ」
「そ、そう……なんですね……。それで、私は何故ここに……?」
「何故って――」
円香は疑問に思った事を雷斗に問い掛けると、彼の口角が微かに上がって円香の座っているベッドに膝をつき、そして――ぐっと彼女の身体近くまで自身の身体を寄せて迫るような体勢になり、
「円香ちゃんと、もっと仲良くなりたいなぁって思ってるからだよ」
互いの鼻先が触れそうな程近くに顔を寄せた雷斗がそう口にした。
「え……」
それには円香も予想外だったのか、動く事すら出来ずに固まってしまう。
明らかに動揺している円香の頬に触れた雷斗が唇を近付けてキスをしようとすると、
「だ、駄目!!」
すんでのところで力いっぱい雷斗を押し退けた円香は顔を背けてそれを拒んで彼から逃れようとするけれど、
「きゃっ」
ベッドから降りようとした円香の身体を強引に押し倒した雷斗は彼女の上に跨り、冷めた瞳で見下ろしながら、
「駄目だよ、その気が無いなら、男と二人きりになんてなっちゃ。寝るのも無防備過ぎ。それじゃあ襲われても文句言えないと思うよ?」
口元だけが笑っていた。
「あ……いや……、止めて……」
一気に恐怖が湧き上がってきた円香の身体は震え、か細い声で拒絶の言葉を呟くも雷斗には届いていないのか、それとも聞こえない振りをしているのか、表情を緩ませながら怯える円香の髪を撫で、
「大丈夫。そんなに怯えなくても平気だよ。優しくするから。ね?」
矛盾を孕んだ目つきで見つめながら円香の両腕を掴みあげると、逃げられないように片手で拘束した。
「や、めて……はな、して……」
いくら無防備で人を疑わない円香だって、何も分からない子供じゃない。
これから自分の身に起きる事がどんなに恐ろしい事か分かると、優しいと思っていた雷斗の事が怖くて怖くて堪らなくなる。
同じ事をされても、これが伊織相手ならば、恐怖心は無いのだ。
「お願い……やめて……っ」
耐え切れなくなった円香の瞳からは大粒の涙が溢れ出す。
「傷付くなぁ、何も泣かなくたっていいじゃない? そんな風に拒絶されると俺、もぉーっと酷くしたくなっちゃうなぁ」
「ひっ…………」
耳元でそう囁く雷斗の息が掛かったのと、掴まれていた腕の力が強まった事で恐怖がより強まった円香は悲鳴にも近い、弱々しい声を上げた。