クールな御曹司の溺愛は初恋妻限定~愛が溢れたのは君のせい~
ここで一緒に寝るなんて、無理、無理。誰かとベッドを共にしたことなんてないもの。しかも、相手は有栖川さんだ。緊張で眠れるわけがない。
それに、疲れている彼を休ませてあげないと……。
「あの、私、歯ぎしりがすごくて、いびきもひどくて、寝言もうるさいし、おまけに寝起きも悪いので、ここは有栖川さんがひとりで使ってください! じゃあ、おやすみなさい!」
一気に捲し立てるように言うと、「え? 神崎さん……ちょっと」と彼がなにか言いかけたが、構わず小走りでスーツケースのある部屋に駆け込み、すぐにドアを閉めてもたれかかった。
これでいい。私がいては彼だってよく眠れないだろう。なるべく私の存在を消さなきゃ。
明日は結婚式。私も早く寝ないと……。目の下に隈がある花嫁なんて最悪だ。みんなの笑いものになっては、有栖川さんに迷惑がかかる。
だが、床に横になってみたものの、神経が高ぶって眠れない。
十分、二十分と時間は過ぎていくのに全然寝られず、午前一時を過ぎても目がさえてしまって、キッチンに向かう。
水でも飲んで心を落ち着けようとしたら、先客がいた。
それに、疲れている彼を休ませてあげないと……。
「あの、私、歯ぎしりがすごくて、いびきもひどくて、寝言もうるさいし、おまけに寝起きも悪いので、ここは有栖川さんがひとりで使ってください! じゃあ、おやすみなさい!」
一気に捲し立てるように言うと、「え? 神崎さん……ちょっと」と彼がなにか言いかけたが、構わず小走りでスーツケースのある部屋に駆け込み、すぐにドアを閉めてもたれかかった。
これでいい。私がいては彼だってよく眠れないだろう。なるべく私の存在を消さなきゃ。
明日は結婚式。私も早く寝ないと……。目の下に隈がある花嫁なんて最悪だ。みんなの笑いものになっては、有栖川さんに迷惑がかかる。
だが、床に横になってみたものの、神経が高ぶって眠れない。
十分、二十分と時間は過ぎていくのに全然寝られず、午前一時を過ぎても目がさえてしまって、キッチンに向かう。
水でも飲んで心を落ち着けようとしたら、先客がいた。