「妹にしか思えない」と婚約破棄したではありませんか。今更私に縋りつかないでください。
 そこで私は、少し背伸びをすることになった。
 驚いたのか、クルレイド様の体が少し震えた。しかしすぐに、その震えは止まる。私のことを受け入れてくれたということだろう。

「……誓いのキスには、少し早いと思うのですが」
「クルレイド様は恥ずかしがり屋ですからね。練習しておかないと、駄目かと思いまして」
「なるほど、それは確かにそうですね……ふふ、俺はレミアナさんに敵わなさそうです」
「ふふ、そうですか……」

 私とクルレイド様は、笑い合った。
 私はこれからも、彼を支えていく。そして彼はきっと、私のことを守ってくれるだろう。
 そんな風に、私達は幸せな日々を歩んでいく。私達の未来は、とても明るいのだ。



END
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