Love is blind〜無口で無愛想な作家は抑えられない独占愛を綴る〜
瑠維の胸は硬くて、春香の体をしっかりと受け止めてくれた。いつも覆い被さってくる瑠維の胸を下から触れることしか出来なかったが、こうして体を預けると、直接触れ合う肌から一層彼の逞しさを感じる。
よく考えてみれば学生時代は剣道部だったわけだし、瑠維が体を鍛えていないわけはないのだ。
それなのに制服に隠れていた部分を知らなかった春香は、瑠維は細身だと勝手に思い込んでいた。
そういえば瑠維くんが剣道をやっているところをちゃんと見たことってないかもーー今になってしまえば、どうして博之ではなくて瑠維を見なかったのだろうと悔やまれる。
とはいえあの時の春香の視界には博之しか目に入っていなかったから仕方ない。
春香は首だけくるりと回して瑠維を振り返る。
「瑠維くん、剣道はもうやめちゃったの?」
「本格的にやっていたのは高校までですね。今は友人の家の道場で時々練習させてもらっています。どうしてですか?」
「うん……瑠維くんが剣道しているところを見たことなかったなぁと思って」
「あぁ、確かにあの頃の春香さん、僕の方を一切見ていませんでしたからね。僕はずっと春香さんを見ていたのに」
「うっ、それは言わないで。今頃になって後悔してるんだから……」
「……では今度一緒に道場に行ってみますか? もう僕も高校の時ほど動けはしませんが」
「えっ、いいの? 行きたい!」
春香の反応に瑠維は驚いたように目を見開いたが、すぐに照れたように口角を上げた。
「春香さんが僕に興味を示してくれる日が来るなんて、夢みたいです」
「今は瑠維くんしか目に入ってないよ……」
振り返りながら呟いた春香は、突然瑠維に顎を引き寄せられ唇を塞がれた。舌が絡み合いながら、彼の指が春香の胸の頂を優しく弄るので、呼吸が乱れ、体に力が入らなくなる。
瑠維くんが相手だと、こんなにも自分を抑えられなくなってしまう。自分の中にこれほどの性欲が眠っていたことに驚きしかなかった。
程よい快楽の中で頭がぼんやりとしてきた頃、瑠維の手が止まり、そっと腰に回される。唇が離れ、瑠維の舌が春香の耳をなぞり始めた時だった。
「そういえば、今日春香さんのお店に鮎川さんが行きませんでしたか?」
その言葉を聞いた途端、春香の意識は現実に引き戻され、熱くなっていた体は緊張感に包まれた。
よく考えてみれば学生時代は剣道部だったわけだし、瑠維が体を鍛えていないわけはないのだ。
それなのに制服に隠れていた部分を知らなかった春香は、瑠維は細身だと勝手に思い込んでいた。
そういえば瑠維くんが剣道をやっているところをちゃんと見たことってないかもーー今になってしまえば、どうして博之ではなくて瑠維を見なかったのだろうと悔やまれる。
とはいえあの時の春香の視界には博之しか目に入っていなかったから仕方ない。
春香は首だけくるりと回して瑠維を振り返る。
「瑠維くん、剣道はもうやめちゃったの?」
「本格的にやっていたのは高校までですね。今は友人の家の道場で時々練習させてもらっています。どうしてですか?」
「うん……瑠維くんが剣道しているところを見たことなかったなぁと思って」
「あぁ、確かにあの頃の春香さん、僕の方を一切見ていませんでしたからね。僕はずっと春香さんを見ていたのに」
「うっ、それは言わないで。今頃になって後悔してるんだから……」
「……では今度一緒に道場に行ってみますか? もう僕も高校の時ほど動けはしませんが」
「えっ、いいの? 行きたい!」
春香の反応に瑠維は驚いたように目を見開いたが、すぐに照れたように口角を上げた。
「春香さんが僕に興味を示してくれる日が来るなんて、夢みたいです」
「今は瑠維くんしか目に入ってないよ……」
振り返りながら呟いた春香は、突然瑠維に顎を引き寄せられ唇を塞がれた。舌が絡み合いながら、彼の指が春香の胸の頂を優しく弄るので、呼吸が乱れ、体に力が入らなくなる。
瑠維くんが相手だと、こんなにも自分を抑えられなくなってしまう。自分の中にこれほどの性欲が眠っていたことに驚きしかなかった。
程よい快楽の中で頭がぼんやりとしてきた頃、瑠維の手が止まり、そっと腰に回される。唇が離れ、瑠維の舌が春香の耳をなぞり始めた時だった。
「そういえば、今日春香さんのお店に鮎川さんが行きませんでしたか?」
その言葉を聞いた途端、春香の意識は現実に引き戻され、熱くなっていた体は緊張感に包まれた。