Love is blind〜無口で無愛想な作家は抑えられない独占愛を綴る〜
シャワーの栓をひねり、お湯を出す。頭からシャワーを浴びると、少し冷静になれた。
私ったら何を一人で勝手にジタバタしているのかしら。瑠維くんと私に何かあるとでも思ってる? そんなことあるわけないじゃない。ただの先輩後輩の間柄なのに、変に期待したり意識している自分が恥ずかしくなる。
高校の時の恋が、未だにトラウマになっているのは確かだった。どんなに想っていても、相手の気持ちが自分に向かなければ、それはただの片思い。彼を好きだったことはいい思い出だけど、やはり報われたいと願ってしまう。
瑠維くんはすごくいい人。人を好きになるのに時間がかかるとは言っていたけど、きっと好きな人にはめいっぱい愛情を注ぐに違いない。
この数日間、彼の優しさに触れてきたからこそ、そんなふうに愛される人が少しだけ羨ましいと思った。
どんなに心から追い出そうとしても、その感情を完全に否定することが出来ない自分に気付いていた。
私、少しずつ瑠維くんに惹かれているーー? ずっと優しく親身になって接してくれていたから、もしかしたらそう思い込んでいるだけかもしれない。
勘違いして傷付くことになったら怖いな……だって私は恋愛向きじゃない気がするから。年齢のせいもあるかもしれないけど、拒絶されることを怖がってしまう自分がいた。
若い頃のような勢いのある恋愛には飛び込めなくて、告白されたから付き合うような"フラれる心配がより少ない"安全な恋を選んでしまいがちだった。
瑠維くんはすごく魅力的だけど、好きになったら傷付く可能性が高い。それなら触らぬ神に祟りなしと言うじゃない。この気持ちには封印をして、早く新しい住まいを探さなければーー。
外に出たら、もう一度寝室を使うことは丁重にお断りしよう。シャワーを止め、春香は大きく頷いた。
私ったら何を一人で勝手にジタバタしているのかしら。瑠維くんと私に何かあるとでも思ってる? そんなことあるわけないじゃない。ただの先輩後輩の間柄なのに、変に期待したり意識している自分が恥ずかしくなる。
高校の時の恋が、未だにトラウマになっているのは確かだった。どんなに想っていても、相手の気持ちが自分に向かなければ、それはただの片思い。彼を好きだったことはいい思い出だけど、やはり報われたいと願ってしまう。
瑠維くんはすごくいい人。人を好きになるのに時間がかかるとは言っていたけど、きっと好きな人にはめいっぱい愛情を注ぐに違いない。
この数日間、彼の優しさに触れてきたからこそ、そんなふうに愛される人が少しだけ羨ましいと思った。
どんなに心から追い出そうとしても、その感情を完全に否定することが出来ない自分に気付いていた。
私、少しずつ瑠維くんに惹かれているーー? ずっと優しく親身になって接してくれていたから、もしかしたらそう思い込んでいるだけかもしれない。
勘違いして傷付くことになったら怖いな……だって私は恋愛向きじゃない気がするから。年齢のせいもあるかもしれないけど、拒絶されることを怖がってしまう自分がいた。
若い頃のような勢いのある恋愛には飛び込めなくて、告白されたから付き合うような"フラれる心配がより少ない"安全な恋を選んでしまいがちだった。
瑠維くんはすごく魅力的だけど、好きになったら傷付く可能性が高い。それなら触らぬ神に祟りなしと言うじゃない。この気持ちには封印をして、早く新しい住まいを探さなければーー。
外に出たら、もう一度寝室を使うことは丁重にお断りしよう。シャワーを止め、春香は大きく頷いた。