Snow magic





「あーあ、もういいわ。はいはい、拗ねてます拗ねてます。凍えてるのバカにされて拗ねました。」


私の笑いと早く屋内へ入りたいという気持ちからか投げやりになったように拗ねたことを認めた桜也。



「あはは、やっと認めたー。まぁ寒いのは分かるけども。私もせっかく来たんだし回りたいんだけど。」



実は、椛たちと違って私は今日初めてここに来たのだ。

椛たちから話は聞いて以前からこの場所自体は知っていたが、来る機会がなかなかなくずっと来れていなかった。





「それはどーぞ、ご勝手に。」

棒読みの言葉が返ってきた。

桜也は、もう屋内施設の方へ体が向いていて置いていく気満々だ。




「ごめん、桜也。……私1人で回れと?」


さすがにひどすぎない……?それが幼馴染に対する扱い?


ジロッと睨みあげると、フッと笑ったあと桜也は言った。






「……。じゃー、何?
俺と一緒にデートでもする?」





いつの間にか体をこっち側に向け直していた桜也と目が合う。


とても真っすぐで私以外見えないって瞳をしていて、そんな瞳はいつもより熱っぽい。



桜也の視線に囚われて逃げられない。

今までこんなことなかった…こんな桜也見たことない…っ!!


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