Snow magic
「……それは、良かった。けどそれは、俺だって同じだよ。椛がいるから、写真だって違う形で続けられるってわかったしね。」
作曲作詞も楽しいけど、やっぱ写真を撮るのが一番楽しいから誰かの助けが必要だけど続けるよ、と楽しそうな声が聞こえた。
「じゃあさ!もう1回やろう?私も柚燈と気持ちを共有できたみたいで嬉しかったんだ!」
少しでも柚燈の助けになれたことが嬉しくて、何より写真を撮ることが想像以上に楽しくて無意識的に弾んだ声でそう提案した。
「…ハハッ。いいよ、今度は何を撮るの?」
結構柚燈も乗り気なみたいで嬉しく感じる。
「うーん、どうしよっかなぁ…っ!」
「…………。」
辺りをきょろきょろと見回していたその時だった。
腕を捕まれ、えっと思った次の瞬間、何か背中に温かいものを感じた。
「え……っ?」
私は……、柚燈に後ろから抱きしめられていた。
「え……、えっと、柚燈……っ?ど、うしたの……?」
「………。」
久しぶりの柚燈の匂いと腕の中の温かさで落ち着くのにそれでも心臓だけはドキンドキンと高鳴り始めた。
「ゆず…と?」
「…椛、好きだ。
ごまかしが効かないくらい愛してる。」