Snow magic
「はぁ………。」
電車に乗って、全てに呆れた私はため息を一つついた。
胸がギシッと軋んだのを気づかないふりをして
すると、ゆるりと電車が動き出し、次の瞬間颯爽とさっきまでいた場所から過ぎ去っていく。
外の目がクラクラしそうなほどあるビルの町並みを見ながら思う。
……結局、私は何がしたいのか?
柚燈を追いかけたくて。
何としてでも探し出したくて。
でもそんなことなんて不可能で。
勇気も出せなくて、小説も書けない。
そして、あの2人にも心配かけてそれでもまだ逃げている。
ほんっと、ばかみたいだ。