Snow magic
「うわぁ……久しぶりだなぁ。懐かしすぎる。」
私は、思わず独り言にしては大きい声を上げ
た。
若干テンションが上がってるのかもしれない。
坂を降りきったところで道がひらけて真っ青な空と透き通ったような海が見えてきて、思わずテンションが上がってしまう。
本当は近くまで行きたかったが、時間がたくさんあるとは言えないので砂浜にまでは降りず、道路から海を眺めることにした。
懐かしいなぁ……最後に来たのいつだったっけ……?
懐かしい思い出の中と変わらず、一定の速さで巻き上げるような波を立てている海を見て心の中で思った。
そう、昔私は何度もここに来たことがあるのだ。
みんなで住んでいるあの家から遠いこの場所を見つけたのは、柚燈。
大学では写真学科に通って、フォトグラファーを目指していた彼はよく人の目を奪うような写真を撮ろうと、幻想的な場所を探していたのだ。
そんな時に彼が苦労して見つけた場所が、この星瀬浜。
柚燈の教えと彼が撮った海の写真で惹きつけられた私と光杞は男子二人を巻き込んで、強引にここまで遊びに来た。
それからというものの、比較的人も少ないここは大学生の私たちが遊ぶのに最適で休みに遊びに来る場所のほとんどはこことなった。
バーベキューやビーチバレー、普通に海で遊んだり、砂で作品を作ったりと子どものようなことばっかしていた。
4人でありえないくらい笑い合っていた___
あの頃は、こんなことにもなると知らずに大人気もなく無邪気に遊んでいたなぁ。