Snow magic
「___っ!!………ど、して……?」
言いたいことはたくさんあるのに、口から出たのはさっきと同じような掠れ声。
……そこに立っていたのは、私が探し続け、会いたいと願いに願った張本人。
___柚燈が立っていたのだった。
さっきまで快晴だった空は、今では灰色に染まり切り、ひらひらと雪が舞い降りてきている。
まるで柚燈は、雪の世界からやってきた雪の霊精ののようだった___
「ねぇ……、柚、燈…?柚燈なの…っ?」
私は震える声で大切な彼の名前を呼ぶ。
いなくなるまでは誰よりも多く呼んだ大切で大好きな名前を。
「……っ!え…なんで…その声は……」
戸惑ったようなクールな声が耳にこだます。
久しぶりに聞いた柚燈の落ち着きを纒ったクー
ルな声。
数年経っても彼は何も変わっていなかった。