Snow magic




「……んーそんな難しく考えなくてもいい気がするけれどねぇ。けどそうね……椛ちゃんは、まだ彼氏くんのこと好き?」


目を細めて静かに聞いてくる。


これが、答えでしょ?と私をまとめ上げるような諭すような口調だった。


私は自分の気持ちに整理をつけるように思い返した。


探し続けていた柚燈。

ずっとずっと、もう1度柚燈に椛って名前を呼ばれたかった。 
 




……あはは、なーんだ。

なんだ、私、誤魔化しが効かないくらい……ずっと、



「……好き、です。柚燈のことがずっと……、」


私の結論はこれだった。

……また、歩み寄ってもいいかな、少しくらい話してもいいよね。



「……。そっかぁー…応援してるね?」



最後の叶葉さんは、からかい口調でも毒舌でもなくなって優しい笑顔だった。


< 37 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop