Snow magic
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「うわ…っ、寒……。」


「ですね……。」


カフェを出た瞬間、体に触れた風が冷たすぎて、一気に体の芯まで冷えた。



……さっきの柚燈の姿を見たときみたいに。

まぁでもあれはどちらかといえば心が一気に凍った感覚のほうが近いかもしれないが。




叶葉さんに話を聞いてもらったあのあと、私たちは打ち合わせと作業をずっとしていた。

遅れて始めたせいで、カフェを出たときにはあたりは薄暗かった。






「じゃあ、椛ちゃん。今日はありがとうね。」




「こちらこそ話まで聞いてもらってありがとうございます。お疲れさまでした。」


叶葉さんの家は星瀬浜駅付近のマンションなので、駅前で別れた。






「やっば、もう5時半じゃん。戻ると6時とかか…。」


スマホを取り出しながら、到着していた電車に乗り込む。

空いていた座席に座り、スマホの電源を入れると目に入ったのは時間だった。

最初話をしてたけど、それにしても今日は遅くなってしまった。



……うわ、結構連絡きてるな。スマホ見てればよかった。


 

慌てて私はLINEを開いた。


相手はもちろん、光杞。




『仕事お疲れ様。今日の店ここね!』

『18時にここなら間に合うー?』

『遅れても大丈夫だからね。先に席で待ってるから。』

と、送られてきていて店の地図を開いた。



今日の店は、レトロな雰囲気のファミレスらしい。


場所は家の最寄り駅の隣の駅にある店とマップに表示されている。


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