Snow magic
「……。」
黙ってちらりとこちらを見てきた桜也。
その瞳は全部話せよ、と強い力を持っていた。
……桜也の瞳は、真っすぐすぎて躊躇ってる気持ちまで見透かされている気がする。
はぁ…と息をついてから、今度こそ尋ねた。
「ねぇ…、柚燈がいなくなったのは……柚燈の目が見えなくなったせい、なの……?」
「……っ!!」
「……っ!は…、」
私が言葉を放った瞬間、私たちの席の空気が凍りついた。
2人の驚いた視線でヒリヒリと低温やけどをしそうだし、他のお客さんにも感づかれそうなほど私たちの周りを冷たいものが駆け抜けている。
明らかに光杞と桜也の表情が変わった。
焦ったような、呆然とするような複雑に絡んだ
感情がすべて顔に表れている。
「……っえ……?」
その予想以上の反応で、逆に私が驚いてしまう。
まるで2人はその話をされると思っていなかったかのような、完全に予想外だという顔をした。
でも、それは光杞たちが柚燈のことを知っているという証拠。
「……。ねぇ……、そう、なの……?柚燈はそのせいで……姿を消したの……?」
私は恐る恐る問い詰めた。