問題児は座敷わらし
やってしまった。
というより、
やはり屋上が開いているのは漫画や小説の中だけか、と落胆した。
わかりきってはいたのだが、自分の目で確認しなければ安心出来ない。
昔からの癖だ。
階段を下り切る頃、頭の中では「どうしようか」という言葉が反復している。
幸い、休み時間で自由ではあるが、教室に戻るという選択は避けたい。
ところで、先程の名前も知らない(多分)上級生。
なぜ内緒なのかはわからないが、誰か探されでもしているのだろうか。
誰かに聞かれたところで、僕は名前すら知らないのだから答えられるはずがない。
そんなことを思いつつ、行くあてもないから校内を探索することにした。
「なぁ、そこの生徒。屋上の方に行かなかったか。」
学校探索を始めようとしたその時、心当たりのある質問をされた。
僕はとても焦った。
無理矢理屋上に出なければ何も問題は無いはず。
しかし、注意されそうな予感がするのである。
だから、知らないフリをした。
「いえ、行ってません。」
行ったけど注意されたくないの方が本音だが。
それに、あんな幽霊みたいに座ってる人がいたら、誰だって関わりたくないに決まってる。
「そうか。行っていないならなんでもない。じゃあな。お昼ちゃんと食べろよ。」
「はい。失礼します。」
というより、
やはり屋上が開いているのは漫画や小説の中だけか、と落胆した。
わかりきってはいたのだが、自分の目で確認しなければ安心出来ない。
昔からの癖だ。
階段を下り切る頃、頭の中では「どうしようか」という言葉が反復している。
幸い、休み時間で自由ではあるが、教室に戻るという選択は避けたい。
ところで、先程の名前も知らない(多分)上級生。
なぜ内緒なのかはわからないが、誰か探されでもしているのだろうか。
誰かに聞かれたところで、僕は名前すら知らないのだから答えられるはずがない。
そんなことを思いつつ、行くあてもないから校内を探索することにした。
「なぁ、そこの生徒。屋上の方に行かなかったか。」
学校探索を始めようとしたその時、心当たりのある質問をされた。
僕はとても焦った。
無理矢理屋上に出なければ何も問題は無いはず。
しかし、注意されそうな予感がするのである。
だから、知らないフリをした。
「いえ、行ってません。」
行ったけど注意されたくないの方が本音だが。
それに、あんな幽霊みたいに座ってる人がいたら、誰だって関わりたくないに決まってる。
「そうか。行っていないならなんでもない。じゃあな。お昼ちゃんと食べろよ。」
「はい。失礼します。」