KISSでチェンジ!
ぶつぶつと文句を言ってみても出てくるのは懐かしい記憶ばかり。
ここ最近はずっと受験勉強に浸かっていたので、ふたりの思い出はあまり更新されていないままだ。
「また良明くんと同じクラスなのね? よかったわねぇ」
良明のことでイライラしていた純は母親ののんびりとした声にピタリと手を止めた。
それは夕飯を囲んでいたときのことだった。
学校の様子や担任の先生の様子などを両親に話しているときに突然言われた言葉。
純は白い皿にきれいに盛りつけされたハンバーグへ伸ばしかけた箸を置いて母親へ視線を向けた。
「どうしたんだ?」
突然動きを止めた純に父親が質問を投げかける。
「いや、別になんでもないよ」
今一瞬、純と良明を同じクラスにしているのは母親ではないかと疑ったのだけれど、主婦である母親にそんな権限などあるはずがないと思い直す。
ここ最近はずっと受験勉強に浸かっていたので、ふたりの思い出はあまり更新されていないままだ。
「また良明くんと同じクラスなのね? よかったわねぇ」
良明のことでイライラしていた純は母親ののんびりとした声にピタリと手を止めた。
それは夕飯を囲んでいたときのことだった。
学校の様子や担任の先生の様子などを両親に話しているときに突然言われた言葉。
純は白い皿にきれいに盛りつけされたハンバーグへ伸ばしかけた箸を置いて母親へ視線を向けた。
「どうしたんだ?」
突然動きを止めた純に父親が質問を投げかける。
「いや、別になんでもないよ」
今一瞬、純と良明を同じクラスにしているのは母親ではないかと疑ったのだけれど、主婦である母親にそんな権限などあるはずがないと思い直す。