KISSでチェンジ!
不安にならないほうがおかしい。
純は目だけで良明へ頷いてみせた。
こんなに不安になって緊張して、なんだか俺ってダサイなぁ。
自分でそう感じて少しだけ背筋を伸ばす。
良明が握りしめてくる手に力を込めた。
そしてようやく体育館にたどり着くと、開け放たれた窓から部活動に勤しむ生徒たちの掛け声が聞こえてくる。
若葉高校では体育会系の部活に力を入れているから、グラウンドも体育館内も活気で溢れている。
その活気に混ざることなく、ふたりはひと気の全く無い体育館裏へと移動した。
そこには捨てるだけになった跳び箱やマットなどが付き重ねられた、道具の墓場だった。
昔はここに花壇があって毎日先生や生徒たちが水やりに来ていたらしいけれど、今では花壇を見る影もない。
純は目だけで良明へ頷いてみせた。
こんなに不安になって緊張して、なんだか俺ってダサイなぁ。
自分でそう感じて少しだけ背筋を伸ばす。
良明が握りしめてくる手に力を込めた。
そしてようやく体育館にたどり着くと、開け放たれた窓から部活動に勤しむ生徒たちの掛け声が聞こえてくる。
若葉高校では体育会系の部活に力を入れているから、グラウンドも体育館内も活気で溢れている。
その活気に混ざることなく、ふたりはひと気の全く無い体育館裏へと移動した。
そこには捨てるだけになった跳び箱やマットなどが付き重ねられた、道具の墓場だった。
昔はここに花壇があって毎日先生や生徒たちが水やりに来ていたらしいけれど、今では花壇を見る影もない。