KISSでチェンジ!
☆☆☆

「ええええええ!?」

純の性別が決まったと良明に告げた時、今までにないほどの反応がかえってきた。

クールで冷たい印象の男はどこへ行ったのか。

ちなみに母親は喜んで女の純を受け入れたと同時に、今まで買いためてきた女性ものの服を引っ張り出してきて着せかえ人形にしはじめた。

父親は感慨深そうにほほえみ、目に涙をためて喜んでくれた。
「そうか……決まったのか」

良明の部屋の中。

ひとしきり驚いたあと良明は肩を落として落ち込んだ様子を見せたので純はひっかかりを覚えた。
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